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金魚の病気を早期に見抜くポイントをご紹介!

金魚の病気は種類に限らず、早期発見がとても重要です。

早ければ早いほど、重篤化を避け治療できる確率を上げることができます。しかし、はっきりと症状が表れるものであれば判断しやすいのですが、なかには症状がわかりにくい病気も珍しくありません。

そこで、今回は金魚の病気を早期発見するためのポイントをご紹介します。

AQUAさん

早期に見抜くことができれば治療が簡単なだけでなく、水槽内で蔓延する前に対処することもできます。

動きや泳ぎ方の異変

金魚が病気になると動きや泳ぎ方に異変が起こります。

普段からチェックを心がけて、ちょっとした変化にも気付けるようにしましょう。

具体的には、下記の様な挙動を示すことが多いです。

  • 底の方でじっとしている
  • 泳ぎ方に元気がない
  • 激しく泳ぎ回る
  • 餌を食べない
  • 体を物に擦りつける
  • 手を近づけても驚かない

これらの症状が見られる場合は病気の初期症状を疑いましょう。

ただ、正直なところ、これらだけでは特定の病気と断定するのは難しいです。後述しますが、体表の変化と合わせて診断することが重要です。しかし、一匹であれば個体の問題といえますが、複数の魚で同様の異変が見られる場合は要注意。

水槽全体の問題になる可能性があるので、病気が特定できなくても水換えや塩水浴などで対処することをおすすめします。

体表の変化

動きや泳ぎ方の異変と同時期、もしくは少し遅れて現われるのが「体表の変化」です。症状によって病気が特定しやすく、的確に判断できれば効果的な治療が期待できます。動きが普段と違うと感じたら、体表をよく確認しましょう。

具体的には下記の通りです。

  • 白い斑点がある
  • 小さなコブ
  • 炎症を起こしている
  • ウロコの異常
  • 粘液が出ている
  • 寄生虫が付いている
  • 体表に白いものが付いている

白点病・ボックス病

体表に白い斑点や小さなコブが現れた場合は白点病やボックス病の可能性があります。

白点病は初期であれば治療しやすいのですが、判断が遅れると他の魚にも症状が現れてしまうため要注意です。

ボックス病はすぐに死んでしまうわけではありませんが、ウイルス性の病気で完治が難しく他の魚に感染してしまうこともある厄介な病気です。

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松かさ病・赤斑病・穴あき病

ウロコが逆立っているようであれば、松かさ病の可能性が高いです。

重篤化することも珍しくない病気なので、早めに薬浴して治療しましょう。また、炎症を起こしていたり粘液が出ていたりなどする場合は赤斑病や穴あき病などの可能性があります。早期発見できれば、治療しやすい病気なので水質をきれいに保ち塩水浴や薬浴で対処します。

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イカリムシ症・ウオジラミ症

体表に異物が付いている場合はイカリムシ症やウオジラミ症などの可能性があります。

他にも粘液が出ていたり炎症が見られたりなどすることもあります。また、物に体を擦りつけるなど、動きに異変があることも少なくありません。放っておくと衰弱してしまうので、薬浴などで早めに治療しましょう。

水カビ病

体表に白いふわふわしたものが付着しているようであれば、水カビ病の可能性が高いです。

体に傷があることで発症するため、他の病気と併発することもあります。そうなると、非常に厄介なので早期発見と治療が重要です。発見次第、塩水浴もしくは薬浴で様子を見ます。同じ水槽で発症はしていないものの、傷がある魚がいれば前もって処置しておきましょう。

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病気は早期発見が一番重要!

すべての病気に共通して言えることは“早期発見”が一番重要だということです。

発見が遅れてしまうと症状が重くなり生存率がガクッと下がります。また、対処が遅れることで水槽内に蔓延してしまう可能性も否定できません。

そのような事態を避けるためにも、動きや泳ぎ方、体表の状態をチェックして早期に見抜けるよう心がけましょう。

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